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映画「すばらしき映画音楽たち」
ドキュメンタリー映画「すばらしき映画音楽たち」を6日、新宿シネマカリテで観て来ました。
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日付が変わると同時にオンライン予約は争奪戦!
なんとか妹の分もゲット。(同時に2枚まで買える)

この日は音楽ライター・宇野維正氏のトークイベント付き。
宇野さんの文章は昔のロッキンオンでよく読んでたので、こちらも楽しみ。

映画の内容は、映画の作曲家達が次々と出てきて独自の作曲法やプレッシャーの耐え方などを語るという、”映画音楽ができるまで”。
監督と話し合いながら場面ごとの音楽を作っていく様子は面白かったです。
あと、ヒッチコック作品なども音楽があるのと無いのと比較で見ることができ、音楽の重要性がよくわかりました。

昔はオーケストラをBGMにするのが主流でしたが、最近では映画自体もデジタル化が進んで、音楽もデジタルで作られている模様。
オーケストラ時代の大御所はジョン・ウィリアムズで、現在の大御所はハンス・ジマー。
ティム・バートン作品に欠かせないダニー・エルフマンや、デヴィッド・フィンチャーと最近組んでるNINのトレント・レズナー、私の好きなジャンキーXL(トム・ホーケンバーグ)も出てました。

上映後のトークイベントも、とても面白かったです。
最近の映画音楽が5,6人の作曲家で回しているのは、その5,6人が「納期を守れて、そのプレッシャーに負けない精神力を持っている人」だからだとか(^^)
作曲家自身の鳥肌が立つような音楽でなければ、観客の心に響くはずがない、と作中でも語られていましたが、心身削って頑張ってるんだなぁ。

ハリウッドでヒットした作品は、同時にテーマ曲が頭の中で甦ります。
名作品に名曲あり、といった感じで、とても面白いドキュメンタリーでした。
(そういえばバック・トゥ・ザ・フューチャーの作曲家や、ディズニー映画のアラン・メンケンは出なかったな・・)

この作品の配給会社の方が、もっと上映回数を増やすつもりでいるのでお楽しみに!と仰ってました。
ぜひ多くの人に見てもらいたい一作です(^^)
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私の愛聴盤、1995年に買ったCD『THIS IS CULT FICTION』。
タランティーノが流行った時に出た映画音楽のコンピレーションアルバムで、昔の名曲も入っててとても良いです。
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「ジェームス・ボンドのテーマ」、「黒いジャガー」、「黒い罠」、「ミッション・インポッシブルのテーマ」etc.網羅。
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私が一番気に入ってるサントラは映画「ビフォア・ザ・レイン」。
マケドニアのバンドの演奏で、たまに聴きたくなります。
「リバー・ランズ・スルー・イット」もかなり好きなサントラ。
(比較的最近買ったのは「デッドプール」のサントラ。)


音響設備が整った映画館が増えてほしいなと、観終って思いました。
映画の楽しみ方をまたひとつ教わりました。



by manic-friday | 2017-08-09 00:19 | ★映画 | Comments(0)
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