最近の漫画作品の中で群を抜いて面白い「ゴールデンカムイ」。
時代は日露戦争後、舞台は北海道で、アイヌの少女も活躍するので、アイヌ文化が漫画の中に沢山出て来ます。
アイヌ語やアイヌ料理、アイヌの言い伝え、アイヌの薀蓄などがとても新鮮。
この度、丸の内のKITTE地下イベントスペースで「ゴールデンカムイとアイヌ文化展」が開催されたので、初日の今日に行ってみました。
ここで開催終了後は八重洲で開催の予定らしいです。
無料展示なのに、クリアファイルと附箋のプレゼント!嬉しい(^^)
漫画に登場したアイヌの楽器や、
鹿を招き寄せる鹿笛とか。
谷垣さんとオソマが遊んだ貝殻のポックリや、
キロランケのキセルケースも。けっこう大きい。
アシリパさんのマキリも。ケースの彫刻とか、本当にすごい。
アシリパさんの履いてる鹿革の靴。雪は通さないのか気になる。
サルナシの枝で作られたかんじき。本当に自然のものだけで作られてて感動。
樹皮を糸にする技術とかもスゴイ。
樹皮の糸で作られた衣服。伝統的なアイヌ刺繍が立派。刺繍の柄にもひとつひとつ意味があるんだろうなあ。
アシリパさんの弓矢の展示も。
毒を盛る溝が見られて、妙に嬉しかったのでした・・(^^)
デジタル原画も見られて良かったんですが、他の漫画家さんの手描きの原画に比べると試行錯誤した点が見られないので(ホワイト修正とか)、少しさびしい感じ。
フルデジタルでも、セリフ等の写植は昔からのままなんだなぁと不思議な気持ちでした。
漫画内に出てくる雑貨などの本物を見られたりすると、原作が尚一層面白く感じられるので、またいつかやってほしいです。
昨年だかはアイヌ料理の再現もどこかで開催していたそうで、後から知って羨ましかった~。(食べたいような食べたくないようなですが。←特に”ニヘイゴハン”)
とりあえず、今のところ一番好きな作品であることは間違いないです。
登場人物が変態ばかりなのに憎めないし、むしろ全員大好きです(^^)
早く続きを~!