没後100年 宮川香山展@東洋陶磁美術館
先月末で終了したのですが、大阪中之島の東洋陶磁美術館へ行って来ました。
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初めて来ましたが、展示もラストに近い日だったからか、中は結構混雑していました。(年齢層高め)
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宮川香山という陶芸家の没後100年を記念した展覧会。
NHK「日曜美術館」でこの写真の蟹の焼き物を見て、現物を見てみたくて来ました。

『高浮彫』という独自の陶芸スタイルを確立し、海外の万博にも多く出品して世界中から高い評価を得たという宮川香山(1842~1916)。
天才の中の天才というか、どうやって作ってるのかわからない作品ばかり。「超絶技巧」という言葉が本当に当てはまる。

後期の作品では普通の壺や花瓶もあり、それらは色が絶妙に美しかったり。
現代のプリントでつけたような色ムラのない柄や模様が全部手描きだったり、驚きの連続でした。

途中、撮影OKコーナーが設けられていました。
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壺の横に穴シリーズ(勝手に命名)。
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4面に色々なポーズのカエルがいました。
これの他にも、熊バージョン、ねずみバージョンがありました。(ねずみはリアルすぎて不気味。)
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どうやって焼いたんだろうか・・。
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鳥の羽根が本当に細かくてリアル。木の枝とかも。
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周囲の鬼や白龍や鳥がいなかったとしても国宝級の出来栄えの香炉。
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花瓶on燈籠。(これも勝手に命名)
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燈籠には猿が隠れていたりします。

他にも花瓶on壺、花瓶on盆栽、花瓶on団扇などなど、花瓶の表面に立体的にできてる作品が多かったです。
紫陽花の柄の花瓶は、花の部分が透かし彫りになってたり、とんでもない技術力でした。

そしてやはり圧巻は蟹。
壺から逃げ出そうとする蟹がなんと二匹重なり・・制作途中の動画とか見てみたい!

最初は私に連れてこられてつまらなさそうにしていた相方ですが、この蟹には釘付けになっていました。
素人目にも凄さがわかる、素晴らしい展示でした。

宮川香山の作品 Google画像のページ

10月からは愛知県にて開催。
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by manic-friday | 2016-08-03 16:28 | ★manic?な日常 | Comments(4)
Commented by nobrin-7 at 2016-08-05 10:19
この方の作品への疑問は「何んで壷にくっ付けるのか?」です。そして「何んで焼き物なのか?」です。

焼きのもは、焼けば縮じむし歪むし発色は侭ならないし、もっとも厄介な素材。
ただ、焼き上がれば完成時のままの姿で永遠?に残る。
写実再現の技術にはとにかくあっけに取られる、と言うか度肝を抜かれる・・・
Commented by manic-friday at 2016-08-08 22:53
ほんとそうです、何で壺にくっ付けるんでしょうね??
何かに閃いて始めたとしか想像できません。
「日曜美術館」では現在はこの『高浮彫』を作れる人がいないような話をしていました。100年前の技術にただただ驚くばかりです。
Commented by nobrin-7 at 2016-08-09 06:41
私の「ウフフ・・写真集」というBlogにこんなのを載せていたのを思い出しました。
http://nobrin8.exblog.jp/13617269/
Commented by manic-friday at 2016-08-11 16:07
リンク先拝見しました・・これは(;^^)
ゾワゾワする感じの作品ですね・・。
でもこの作風が絶賛された時期もあったのでしょうね~。
現代でこんなこと言われちゃうとは、作者は夢にも思ってなかったことでしょうね(^^)
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