1978年の作品「ディア・ハンター」が4Kにて上映されると知り、有楽町の角川シネマへ観に行って来ました。(ビックカメラのポイントカード提示で400円引き、うれしい)

初めて観たのは1991年頃、レンタルビデオで。(デ・ニーロのファンになり立ての頃)
当時中学生だった私には物語の核となるロシアンルーレットが衝撃的すぎて、ほぼそれしか記憶になかったんですが、大人になって改めてじっくり劇場で観たら、ものすごい反戦映画なのだと思い知らされました。

戦闘シーンは殆どないけれど、戦争による前途ある若者たちの精神の崩壊と奪われてしまった幸せの数々が描かれていて観ていて本当にツライ。
アメリカの平和な田舎町の日常とベトナムでの異常すぎる非日常の対比が息苦しく、映画館を出てしばらくは有楽町の街並が嘘のように感じられるほどでした。
反戦映画は平和な時代にこそ観るべきであり、いつの時代も作り続けてほしいと思わずにいられませんでした。
Cavatina / Stanley Myers
この優しい旋律のテーマ曲(とても有名なので誰もが一度は聴いたことあるはず)が始まりと終わりに流れて、エンドロールではなんともやるせない気持ちになりました。
若いC・ウォーケンの儚い感じの美しさが目に焼き付いています。
3時間という長い作品ですが、どのシーンも一見無駄のように見えて実は一切無駄がなかった。
戦争とは・・。
帰りの地下鉄の中で、同じくベトナム戦争から無事に帰還した「フォレスト・ガンプ」を観たい気分になりました。
ガンプという人間は何も変わらなかったなあ。(フィクションだし・・)
どうでもいいけど中学生時代に、デ・ニーロとウォーケンの二人で1冊になってる写真集を買ったことがあります・・(今は実家にある)
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映画の後、国際フォーラムのシェイクシャックでお昼食べました。

久々でしたが、やはりおいしかった。
平和に感謝する…。