姫新線で東觜崎から一駅戻って、本竜野で下車。
新しい駅舎のようですが、駅名が全く見えない・・・デザインミスではないのか~??
この1階に観光案内所とお土産屋さんがあります。(夕方5時閉店)
たつの市といえば、ヒガシマル醤油の本社があります。
ヒガシマルファンとしては工場見学もしたかったですが、この日は祝日で工場がお休み。
橋を渡った先は、古い街並みがひょこっと現れます。
映画「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」の舞台になった、龍野。
龍野を訪れるなら、と前の晩に寅さん上映会をしました(^皿^)
相方にもTちゃんにも映画を見てもらえて良かったです♪
ここは寅さんがどんちゃん騒ぎをした旅館「梅玉」。
現在は奥に新しい建物がドーンと建っていました。
中に入ると、寅さんのロケ写真や直筆の手紙、芸者・ぼたんが着た浴衣や日傘が展示されていました。
食事客でなくても無料で見せてもらえました。
JR本竜野駅の観光案内所のお姉さんが言うには、「あまりにも昔すぎて、寅さん絡みの観光案内は現在はないです」とのこと。(´・ω・`)
ついでに「片シボ竹」というのを見ました。
片側だけに縦皴が入っているという、世にも珍しい竹だそうです。
北へ歩いて行くと、龍野城跡。
この長い塀の内側は小学校のプールでした。
塀の穴を覗いたらニャンコが!相方発見、お手柄♪
本丸を再現したそうです。(入らず)
周囲は広い公園になっており、桜の季節は混み合いそう。
龍野城跡の下にあった「霞亭」というお店で休憩。
普通のお家を改装したみたいで、靴を脱いで上がります。
Tちゃんのぜんざい。お餅が素晴らしい☆
相方の醤油アイス。甘くてしょっぱいような香ばしいような不思議な味。
兵庫県産紫黒米で作った甘酒。
なんというか健康的な味=甘くない・・・。
それはそうと、ここの割り箸はなんだかとてもオシャレな割り箸でした。
その後、歩いて「うすくち龍野醤油資料館」へ。
入館料はなんと10円。
大正時代の建物で、現在はヒガシマル醤油が管理しています。
醤油づくりの道具の紹介や作り方、醤油についてのあれこれが展示されていました。
中でも、北大路魯山人が書いてた文章は興味深くて、『料理にうすくち醤油を使わないなんて信じられん』という感じで始まり、『江戸の濃口醤油が西に流通してきたのは大間違い』的な展開をし、最終的にも”うすくち醤油バンザイ”という風に締めくくられていました。(うろ覚えですが、だいたいこんな内容)
うすくち醤油は駅で買うとして、ここにも小さな売店があったので覗いてみました。
ナンダこれ-!と興奮してしまった、「特上うどんスープ のれん味」。
うどんスープファンとしては必買い!!なんでも、ヒガシマル工場限定品だそうです。
あと、「とり塩 焼めしの素」。
これはなんというかチープなお味でした。またそれが良いんですが(^^)
並びにあった「晴風」という和菓子屋さん。
名物の醤油まんじゅうと、旬の苺大福。
醤油まんじゅうは、甘さと塩気のバランスが良いです。
あちこち、古い建物がキレイに残っています。
宮本武蔵が修練したというお寺。
ここで何人かに剣を教えた記録があるそうです。武蔵~。
歩いてたら屋根の上にニャンコ。
夕陽を顔面に浴びて、孤高な風情。
古い看板のお店。
他にも、かなり古い土蔵なんかもありました。
この道は映画にも出て来ました。
昔のヒガシマルの工場。現在は使っていないような気配。
おそらくこの辺りが、映画のラストシーンに使われた通りなのだと思いますが、現在はさすがに新しいお家が多く立ち並んでいました。
そりゃ、40年近く経ってますからね・・・(;^^)
龍野は「赤とんぼ」の作詞家・三木露風の出身地でもあるとか。
現在私が住んでる地域は、ゴミ収集車が「赤とんぼ」のメロディー流しながら走ってます。朝から切ない気持ちにさせられます。
夕陽を浴びるヒガシマル本社工場。
たつの市に大貢献してるんだろうなぁ。これからもがんばってほしいです!
(今日、ちゃんぽんスープをAmazonで注文しました!)
揖保川。さようなら、龍野!
忘れちゃいけない、帰りに駅のお土産屋へ。
ヒガシマルのうすくち醤油、鉄分醤油、甘酒。
甘酒は醤油作りの副産物らしく、売ってて納得。全国展開してほしいです。
そしてこのうすくち醤油で煮物を作ってみました・・・最近は小豆島”マルキン醤油”の濃口を使っていたのですが、濃口と淡口、その違いは歴然!!
魯山人が書いてた通りで、本当に美味しかったです。強気に出るだけあるな。
まあ、うちの場合は濃口でもあまり量を沢山使わないので、健康的には同じ感じですが。。。(岡山時代に買った醤油です!)
うすくち龍野醤油資料館 月曜定休 9時~17時
<余談>
行きの姫路駅のホームにてB級グルメという「えきそば」を食べました。
姫新線のホームにだけないです。他の上下線にはそれぞれお店がありました。
和風蕎麦つゆに中華そば、という代物。(天ぷら乗せ)
おいしいですが、やや塩辛い・・・これこそ魯山人に注意されそうです(;^^)