<前回からのつづき>
北温泉への道は、車両通行禁止。
徒歩で谷底へ向かって歩きます。
約20年前に一度訪れたことがあるTちゃん曰く、「昔は砂利道だったような・・・」と。確かに随分きれいな道です。
木々の間から関東平野が見えました!
急勾配を下って、北温泉旅館に到着。
道の右手には温泉プール。ここは混浴ですが、水着の着用可。
私達が到着した時は、オジイサン達が数名スッポンポンで入浴中でした。
通された8畳の和室「松の間」は江戸時代の安政の時に建てられた建物でメチャ古。
天井も低くて、159cmの私が腕を伸ばせば天井に指先がつくくらい。
でもこの天井がいい味出してます。
出窓で外を眺めるTちゃん。
2階廊下から3階を見上げたらシビレル~!網代編みの天井にランプ、手すりのなみなみがカワイイ。
1階に、宿泊客のみ利用できる部屋がありました。
漫画がたくさん。
もちろん「テルマエ・ロマエ」もありました♪
この旅館、映画「テルマエ・ロマエ」の日本でのロケ地のひとつ。
写真が展示してありました。
漫画の部屋の奥にある宿泊者用のPC。ネット閲覧可能。
ロビーの様子。
ソファーの横には囲炉裏の畳スペースも。新聞も数点置いてありました。
日帰り入浴も可能。大人は700円、子供は400円。
(右側の貼り紙の内容が気になる~。縄って何?)
<追記>縄は、冬の道路凍結時に靴に巻くんだそうです。滑り止め効果。常連様よりお聞きしました~。
ものすごい貫禄のある帳場。午前7時~午後9時のみ開いてるそうです。
迷路のような館内。楽しい~!
壁がいきなり岩。
江戸、明治、昭和の建物が、増築に次ぐ増築でごっちゃになってて面白い。
なかなかカオスな土産物売り場。
シャンプー・リンスは100円、石鹸50円で販売中。
他にも、骨董品みたいなのが廊下に陳列されてました。
玄関から左の方へ行くと、外に神社があるそうで。
苔むした石段を上ると小さい神社がありました。
また別の方角には鬼子母神が奉られてました。
絵馬がかけてあったり置いてあったり。
「北温泉」、昔は「岐多温泉」だったんだなぁ。
鬼子母神のお社から見上げると、山からお湯が!
打たせ湯につながってる模様。
その上の家族風呂。あまり熱くない。
ここの目玉、天狗の湯。ここは混浴で、タオル不可(><)
なんとか隙を窺って、何度かチャンスは訪れたのですが、オッサン・オジイサンが来ちゃって断念。くぅぅ。
まあ、家族風呂も同じ源泉なので、お湯自体は味わえましたが・・・。
ちなみに、”この天狗のお面、映画で見た時よりもなんか小さいな~?”と思い、帰宅後に聞いてみたら「お客様に壊され、修理中」とのこと(;^ー^)
天狗の湯の前にある喫煙所。
はっきり言って、天狗の湯に入ってる人々が丸見えです。というか廊下からでもどこからでも見えてます。
オッサン・オジイサン連中は”羞恥心”というものは家に置いてきてるようで・・・皆さん隠さずスッポンポンのブラブラ節でした(;^▽^)
途中からはもう見えるのが嫌で、建物の作りに慣れてきたのもあり、眼鏡・レンズ無しで行動。
お手洗い・洗面所は共同。
意外なことにドライヤーがふたつありました。(ないと思って持参したのに・・)
温泉はまだまだ他にもあって、これは露天風呂。なかなか良い感じです。
鳥の鳴く声と木々のざわめき、渓流の音がドドド・・・と聞こえて、とても遠くへ来た気分に。
夜に温泉プールに入ってみました。(Tちゃんは水着持参。私はTちゃんの布を借りて。)
お兄さんが一人入ってましたが、出づらそうだったので、お先に失礼しました。
相の湯、という温泉プールのそばのお湯。まあまあ熱め。
ルンルン気分でお部屋に戻って電気を点けたら、巨大な「G」がっっっ。
にわかにパニックになり、なんとかしようとするも何もできず・・・非力な私達・・・。
「G」は畳と柱の隙間に逃げ込み、憂鬱な気分になっていたところ、廊下に出たら、
お猫様!!!
廊下で座っていたこの猫(ティティ:おばあさんらしい)に私があげたお土産。
「またたび玉」。
これを一粒取り出したところで寄ってきて、何とスルリとお部屋へ入っていくではないですか!
またたび効果、おそるべし。
なぜかテーブルに乗ったり。
丸くなって寝てみたり・・。
布団が敷けないのでどいていただいたり。
尻尾がピョコピョコ。かわいい~~。
約30分間部屋に滞在してくれました。ハァ~癒された・・・(´∀`)
後姿を見ていたら、この廊下を去っていきました。
翌朝は「芽(女)の湯」へ。こちらは女性限定。
鉄分豊富で、お湯の底にも茶色い湯の花成分が溜まってるようでした。
足をふくバスマットが茶色くなりました。
源泉かけ流しで、溢れるお湯が贅沢な気分。
味のある「入湯指南」。年季入ってます。
朝10時にはチェックアウト。旅館の方にご挨拶して外へ出たら、
ヤング猫・モモちゃんが座ってました!
そしておもむろにゴロン。
抱っこされるのが好きな猫らしい。(宿の方・談)
帰る私達をお見送りしてくれるかのように、途中まで一緒に歩いて付いて来ました。(驚き!)
ありがとうモモちゃ~ん!!
看板猫がいる、という点で、猫好きなTちゃんと共に来たわけですが、十分癒されました。
温泉と猫、両方楽しめて満足でした(^▽^)♪
さらにつづきます>>>